目の下のたるみは寝不足やPC作業などによる過労、筋力の低下などを原因としますが、これらは血行不良を加速させてしまい、たるみをつくってしまいます。つまり、たるみを解消させるには目の周りの血行をよくしてあげればいいわけです。血行をよくするのに効果的なのが「マッサージ」です。たるみの度合いによってはマッサージだけで治ってしまうこともしばしばあるので、まずはマッサージから実践してみるといいです。マッサージにもいくつかの方法がありますが、順番に実践してみてください。
- 顔全体の血行を良くする耳の下のリンパを刺激
- 目の下のたるみを丁寧にマッサージしていきます
血行をよくすればいいと聞くと、目の周りだけ気を使う人が多いのですが、血管というのは全身に張り巡らされているもので、例えば、一部だけの血行をよくしてもそれはそのときだけしか効果が出なかったりするものです。なので、目の下の血行を良くしたい場合でも、まずは顔全体の血行を良くすることから考えなくてはなりません。そこでまずは「耳の下」をマッサージしてみましょう。もう少し正確に言うと「耳の下のやや裏側より」を刺激することがポイントになってきます。
耳の下のやや裏側よりにはリンパがあり、ここを刺激してあげることによって顔全体の血行を良くすることができます。親指の腹を使って、耳の下のリンパを軽く指圧しながら、鎖骨あたりに向かってさすっていきましょう。鎖骨にもリンパがあって、リンパからリンパへ向かってあげるとかなり血行促進に効果的なので、「耳の下→鎖骨」という流れはこれからも覚えておくと非常に便利です。
1.が終わってから実際に目の下のたるみをとるマッサージをしていきます。目の下は皮膚が薄いので力をかけ過ぎないように小指を使ってマッサージしていきます。目を閉じて、小指を眉と目の間に当てましょう。目頭から目の上を通って目尻に向かい、最後の耳の下に辿り着くようにマッサージをします。目の下も同じように目尻から目の下を通って目尻に向かい、最後に耳の下に辿り着くようにマッサージしていきます。各10回程度行ってあげるといいでしょう。
このマッサージは目の下のたるみをとるだけでなく、目元をパッチリさせたりするのにも効果的なので、毎日コツコツと行ってあげることをおすすめします。朝行えば、むくみを解消させるのにも役立ちます。
2.でも書きましたが、目の周りは皮膚が薄いのであまり力を入れ過ぎないように「小指」でマッサージしてあげましょう。小指は他の指よりも力が入りにくいので、間違って強くこすってしまうようなことを避けることができます。逆に皮膚がそこまで薄くない耳の下や鎖骨をマッサージしてリンパを刺激してあげる場合は、力を入れやすいように「親指」を使って行ってあげるといいです。顔の部位によって指を使い分けてあげることを意識してあげるのがテクニックの一つです。
また、マッサージを行う時間帯にもちょっと気を使ってあげるといいです。マッサージは血行を促すことを目的としていますので、血行がよくなりやすいお風呂に入っているとき、または、お風呂あがりを狙って行ってあげるといいです。お風呂あがりの場合は、お肌が乾燥してこすれてしまう場合があるので、マッサージクリームを使ってマッサージをしてあげるほうがいいでしょう。マッサージクリームがない場合は、普通の乳液やフェイスクリームでも代用できます。お風呂のタイミングでマッサージをし忘れたりした場合は、ホットタオルで一度目元を温めてからマッサージしてあげると同じ条件を作れます。