目の下のたるみの原因のひとつに「寝不足」や「ハリ不足」が挙げられます。寝不足によって血流が悪くなってしまうことで、目の下に老廃物が溜まりやすくなります。ハリ不足は主に乾燥を原因としますが、ハリが不足することで皮膚が目の下のたるみ(=この場合は脂肪)を支えきることができなくなり、たるみがひどくなってしまいます。寝不足による血流の悪さを改善させるのには「蒸しタオル」、ハリ不足を改善させるのには「スチームパック」がおすすめです。どちらもタダとは言いませんが、今自宅にあるもので必ずできるので、すぐに実践できます。
蒸しタオルで目元を温めることで血流を改善でき、目元の血行を良くしてむくみなどを取り除くことができるので、毎日でも行えば目の下のたるみを緩和させることができます。たるみの原因が脂肪である場合はあまり効果を実感することができないかもしれません。たるみがむくみや血行不良を原因とする場合に実践してみるといいです。目元だけでなく、首元や鎖骨あたりを温めてあげるのも血行改善に役立ちます。
やり方はすごく簡単です。水に濡らしたタオルをラップに包んで、500Wのレンジで50秒〜60秒ほど加熱させるだけで簡単に蒸しタオルができます。それを目元にのせて1分〜1分半ほど放置してみましょう。レンジから取り出したときに「熱い!」と感じるぐらいであれば、少し冷ましてからのせてあげるようにしたほうがいいです。水の量ですが、タオルを濡らして、ほどよく絞ったぐらいのものがちょうどいいです。
蒸しタオルを作るのが面倒という方は、花王の「蒸気でホットアイマスク」がおすすめ。開封後、アイマスクのように目元にかけてあげるだけで目の周りを温めることができ、約10〜15分ほどしか温かさは持続しないのですが、血行促進にすごく効果的です。寝る前に行うと寝付きがよくなったりもするので寝不足の方にはぜひ試してもらいたい一品です。最近だと香り付きのものが出ているので、リラックス効果も高くなっています。
スチームパックはスチーム(蒸気)を使うことで、毛穴を開かせることができます。なので、もともとは洗顔やクレンジングの前に行なって毛穴汚れやメイク汚れを取り除くのにすごく効果的だとして注目されました。そして、スチームパックをすることで、血行を良くしてお肌を柔らかくすることができることから、目の下のたるみ対策にも有効だとして今再度注目されているのです。
スチームパックというとすごく難しそうなイメージを受けるかもしれませんが、やり方は簡単です。まず、洗面器とバスタオルを用意してください。洗面器に80℃前後のお湯を入れて、お湯から発せられる蒸気に顔を当てましょう。これだけでもスチーム効果を得られるのですが、頭の上からバスタオルをかけてあげることでスチームをバスタオル内に閉じ込めることができ、よりスチーム効果を高めることができます。これがスチームパックの最大の目的です。お肌の乾燥が気になるときにやってあげるのもいいですし、お風呂前に行ってあげるのもいいでしょう。
お湯の中に日本酒をコップ1杯程度入れると、日本酒に含まれるアミノ酸(保湿成分)がお肌の保湿力を向上させてくれると言われていたりもしますので、スチームパックをする日は晩酌を1杯だけ我慢して、お肌のために使ってみてはいかがでしょうか。